| どれも特筆に値するがとりわけ、そのうちのひとつ、胡椒が入った時の感動は、今までのチョコレートの概念を覆すに充分だった。 |
| 胡椒の香味を伴う絹の口どけ、あとに広がる爽快感。断じて子供の菓子の範疇ではない。その秘密はカカオにあった。 |
| カカオの全生産量のうち、8パーセントしかない良質のアロマティック・カカオ。その中から、さらに上位10パーセントの超優良品しか使用しない。 |
| クリームやオイルなど、一切加えていないから、真夏の室温でも劣化しなかった。 |
| これを見つけたのは鎌倉のごく普通の酒屋『三留商店』。しかし店内は、決して普通ではない。国内外から集められた、珍しい品が所狭しと並ぶ。 |
| 創業明治15年御主人の三留一男さんで9代目だ。食通だった一男さんの父上はそのころは希少だった輸入食品や、日本各地の隠れた美味を自分の舌で確かめては仕入れたそうだ。 |