| マンマの手料理にその真髄あり、といわれるのがイタリア料理。伝統的に家庭料理を大切にするそうですから、当然といえば当然なのでしょう。 |
| 『カイ−ノ』は形こそ、ごく平均的なイタリアのレストランですが、味のほうはかなり高水準。1971年にオープンして以来、着実に名声を高め、今やトスカナ州でも5指に入るといいます。店は、800年代のアンティ−ク家具で統一された内装。これが、落ち着いた雰囲気を醸し、都会からくるお客さんを喜ばしているようです。 |
| 肝心の料理はというと、ローカル色の濃い、いわゆる郷土料理であるにもかかわらず、洗練された味わいと質の高さで定評があります。 |
| ここでは、店で使うジャムもすべて自家製。しかも、自家農園で育てた無農薬の果物や野菜しか使いません。今回ご紹介するこの”オレンジ・ママレード”もその一つ。もともと自分の店で使うために作っているので、1回の製造量はわずか3キロ程です。 |
| 作り方をご紹介しましょう。 |
| オレンジは、フォークを刺して孔をあけ、水を張った桶に浸けます。毎日水を替えながら、そのまま浸けること2〜3日。オレンジの皮を剥き、白いワタをこそげます。これが、ジャムの透明度を左右する大切な作業とか。 |
| 刻んだ皮と水と砂糖で煮て、オレンジの果肉、レモンジュースを加えてさらに煮詰めます。薬品などはむろん、ペクチンやゼラチンも加えません。 |