| コーヒーが人々を魅了した理由は、なんといってもあの馥郁たる香り、アロマにあります。煎ったコーヒー豆には500種類ものアロマが含まれていること、ご存知でしょうか。 |
| アロマは、焙煎という工程を経てはじめて引き出されますが、煎り過ぎると極端に風味が落ちます。また、豆が不揃いだと、小さな豆が焦げて全体が台なしに。コーヒーは”黒くて苦いもの”と思われがちですが、これは豆を焦がしてしまっているからなのです。 |
| 豆がすべてのアロマを出すのは、ほんの2、3秒間だけ。 そのタイミングを適格に捕らえられるかで、職人が技量を問われるのです。 |
| コーヒー豆の輸入販売会社『ジャマイカカフェ』のオーナーであるフラ−ジ氏は、その一瞬を見逃さない、まさに”コーヒーの錬金術士”。自ら豆を煎り、魔法の瞬間を見極めます。 |
| 生のコーヒー豆は、翡翠色でとてもデリケート。フラ−ジ氏は、その色がイタリアの修道士たちが着ている服の色(カプチ−ニ)に変わった時こそ、アロマが満ちた刹那だといいます。 |
| 彼が操る焙煎機は、ヨーロッパに2台しか残ってない骨董品。錬金術士にはおあつらえむきといえるでしょう。 |
| 『ジャマイカカフェ』では、焙煎だけでなく、産地や品質、摘み方、発酵の具合、乾燥の仕方などにこだわり、オーナー自身の目と鼻でコーヒー豆を厳選しています。 |
| 使われるのはすべて、最高級のアラビカ豆。 |
| ここでは、3種類の豆を選んでご紹介しましょう。 |
| オレンジの袋はインディア産。草の芳香とチョコレートの甘い香りが独特です。手で摘まれた最高品質の豆は、非の打ち所がありません。青い袋はサントドミンゴ産。乾燥させたフルーツのようなアロマが引き出せれていて、適度な酸味が特徴です。グレーの袋はガテマラとブラジルの豆が主体のオリジナルブレンド。 |