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■三留商店コラム〜店主執筆“四季の味”連作コラム等、美味しい食材のワンポイント
代用品とは言わせぬ味わい
アジェンタ・アグリゴーラ社の
大麦コーヒー/大麦コーヒーアニスイリ

 今イタリアでは、女性を中心に大麦コーヒーの人気が高まっています。
 これは、その名のとおりローストした大麦を挽いたコーヒーの代用品。コーヒーが高級品だったころに貧しい農民が飲んでいたもので、ノンカフェインなのがなによりの特徴です。
 代用品といっても、その味わいは普通のコーヒーにまったく引けを取りません。コーヒーに麦茶の香ばしさが加わったような風味を持ち、後口はじつにさわやか。深みのあるコクもあって、肉料理のあとなどには、まさに恰好といえるでしょう。
 また、食物繊維を多く含むので、高血圧や糖尿病などの予防に効果を発揮し、そのうえミネラルやアミノ酸が豊富なため美容効果にも優れているときけが、イタリア女性が飛びついたというの大いに頷けます。

 ご覧の大麦コーヒー「オルゾ」を製造しているのは、アジェンタ・アグリゴーラ社のオーナー。ジャコモ・サントリエ氏です。37号の本欄で詳しくご紹介したように、サントレ氏は電子エンジニアから農業に転じたという変わった経歴の持ち主。人間によい影響を与える食品を作ることを信念に、古代小麦をはじめとして、さまざまな穀物を無農薬の伝統的な方法で栽培しています。もちろん、このコーヒーに使われる大麦も例外ではありません。

No.47/冬号
 大麦には、大量栽培できる一般的なもののほかに、収穫量の少ないオルゾモンドという品種があります。サントレリ氏が栽培しているのは後者。一般的の大麦は、収穫後に機械で皮を取り除くため、実の表面にあるバタグルカン繊維もいっしょに除去されてしまいますが、オルゾモンド種は収穫時に皮が自然に剥けるので、バタグルカンが全て残ります。これが、食物繊維が豊富な所以。イタリアで出回っている大麦コーヒーは、ほとんど一般の大麦が使われていますから、サントレイ氏の手になるコーヒーは、栄養面でもことに優秀というわけです
 古代ギリシャからイタリアのプーリア地方に伝わった話によりますと、大麦を水に浸しておくと、水が淡いピンク色になり、これをお腹の調子の悪い時に飲んだとか。大麦は、自然の胃腸薬として用いられていたのです。大麦コーヒーにも、こうした整腸作用があること、ご説明不要でしょう。
 さて、大麦コーヒーには、特別な淹れ方があるわけではありません。ふつうのコーヒーと同様にドリップするだけで結構です。コーヒーメーカやエスプレッソマシーンもご利用いただけます。ブラックで愉しむほか、ミルクとの相性が抜群によいので、オルゾラッテにしてはいかがでしょう。
 また、アニス入りの製品もあり、こちらも甲乙をつけがたい味わい。アニスの魅惑的な香りが大麦の風味を引き立て、砂糖を入れるとまた別趣の美味しさが生まれます。
(三留商店主人)
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