| 彼は、東洋やインド哲学に関心が深く、アロマを含むインド原産の胡椒にも興味を抱いたとか。そこで、インドをはじめ世界中の産地を何年もかけて馳せ巡り、ようやくマレーシアで納得のいく胡椒を見つけました。収穫後二十四時間以内に加工するという、世界でもまったく類を見ない製法で胡椒を作る、シエウ氏に出会ったのです。 |
| そして昨年三月、べローナに胡椒専門の会社を設立しました。社名のマリチャは、インドのサンクスリット語で胡椒の意。定評あるジャマイカカフェのブランドを使わず、あえて別会社の興したのは、胡椒一本で勝負しようという、心意気の証しでしょう。
|
| さて、一口に胡椒といっても、品種や加工法によって、風味も色合いも異なります。今回はじめて輸入されるのは、数ある製品のうちの三種類。アロマティコ、ネロ・ディ・サラワク、そしてネビアンコ・ネネロです。
|
| どれも、シエウ氏の手になるものをフラージ氏が厳選しただけあって、香りのよさは抜群です。ですから下味用としてではなく、ぜひ料理の仕上げにご利用を。その際は、ミルを使わずに、かならず叩き潰してください。封じ込められていたアロマが、あざやかに蘇ります。ちなみに、この胡椒とパルミジャーノだけで作るスパゲッティは、まさに絶品です。 |