| 唐辛子の風味は、育つ土壌によって異なりますが、モンフェラートの丘で栽培されるものは、とりわけスパイシー。後味がじつにさわやかなので、口に辛みが残らず、すっと消えていきます。辛いものが苦手な方でも、これなら抵抗なく食べられるでしょう。 |
| イル・モンジェット社は、これまでにも何度かご紹介したように、選りすぐった最
高品質の材料を使って、昔ながらの製品を作りつづけている加工食品メーカー。このペペロンチーニ・ピカンティも例外ではなく、オーナーのロベルト氏が、母から子へと受け継がれてきたTマンマの味Uを、祖母が遺したノートを参考にしならが、そのまま商品化したのもです。 |
| 工程は、もちろんすべて手作業。七月から九月にかけて収穫される、完熟のチェリー唐辛子の種を抜き。良質なマンチャンティ産エキストラ・ヴァージンオリーブオイル、ビネガー、ワイン、スパイスを合わせたところへ漬け込んでから、サリーナ島産のケイパーとアンチョビを一つ一つ詰めます。 |
| いま日本で手に入るこのような詰め物は、ピメント(ピーマンの一種)を使ったものがほとんど。ツナやチーズなどを詰めた商品も多く見受けられますが、このチェリー唐辛子にケイパーとアンチョビを詰めたものが、もっとも古くから作られてきた、本家本元とのことです。ゆえに、あちらでクラシックスタイルと呼ばれています。 |
| そもそも、ペペロンチーニ・ピカンティは、46号のバーニャカウダと同様に、内陸部のピエモンテとリグーリアの海を結ぶT塩の道Uから生まれた郷土料理で、寒い冬のために作られる保存食でした。いまでも、地元ではクリスマスに欠かすことのできないとのこと。一面に広がる銀世界のなか、これを食べながら鮮やかな夏の景色を思い起こすと、カローレ(エネルギー)が湧いてくるのだそうです。 |
| そのまま前菜として愉しむほか、細かく刻んでスパゲッティなどに加えても。赤ワインはいうまでもなく、プロセッコ(微発泡のワイン)やマティーニにもぴったりと合います。ぜひ一度お試しください。 |