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| マリエンホーフ社は、秘伝の製法を守るために、従業員をニ〜三人にとどめた家族経営の会社。無香料、無着色を信念とし、吟味した新鮮な材料のみで、妥協をいっさい許さずにじっくりと手をかけて造っています。 |
| それゆえ、素材そのものの香りや旨味が強いのですが、甘味は引き締まっていて、飲んだあとの余韻が驚くほど長いのが特徴です。まさしく「液体の宝石」と呼ばれるにふさわしい、至高のリケールといえるでしょう。 |
| このリケールを日本に伝えるために孤軍奮闘している女性がいます。彼女の名前は中尾友紀さん。香川県でOLをしていた八年ほで前に、ドイツ人から「日本にはストレートで飲める、食後酒としてのリケールがない」と輸入を勧められたことが、そもそもの始まりでした。お酒の知識もなく、会社にも仕入れの意志がなかったので断りましたが、情熱あふれるメールが再三届き、ついに天職だと思って退社し、輸入を手掛ける決心をしました。 |
| しかし、順風満帆とはいかず、厭世的になることもありましたが、ドイツを訪ねて、実際にその土地の空気や人柄に触れたことが原動力となり、ようやく少量ながら日本初輸入が実現します。その後、一本一本手探りで販売したものの、香川での営業に限界を感じて上京。アルバイトで家賃を捻出しながら、売り込みを重ねたそうです。 |